PHONO AMP Emotion-1monoS
モノラル専用設計のフォノイコライザー
ステレオ音源とモノラル音源では音作りが違います。ステレオの方チャンネルもしくはステレオのフォノイコライザーでは
キチンとしたモノラル再生は出来ないとVintageJoinは考えております。
モノラルとステレオ録音の音の違い!
ステレオは空間の広がり、そして自然な位相!モノラルは縦方向での立体的な音像が必要になります。
横方向と縦方向での音作り、基本まったくの別物と考えます。よってステレオ用のシステムとモノラル用のシステムでは
おのずと使用する機器が変わって来ます。モノラルを一本のスピーカーで鳴らしてみて物足りないと感じてしまうのなら
それはそのシステムがモノラルの音をキチンと出せていないシステムという事になります。
まずはスピーカーです。モノラルをキチンと鳴らすには懐の深いサウンドを奏でるスピーカーが必要です。
音が元気に前に出てくるだけのようなスピーカーではモノラルの立体的で奥行きの有るサウンドを
奏でる事は出来ません。音量でごまかすのも良く有りません。小音量でもキチンとした表情を立体的に
出せるスピーカーでなくては行けません。良い悪いではなくてステレオとモノラルでは音の作り方が違うので
キチンと音が立体的に、具体的に言うとヴォーカルであればヴォーカルの後ろにバックの楽器がキチンとそれぞれ
感じる事が出来るスピーカーがモノラルに向いていると考えます。薄っぺらい平面的な音が次から次へと前に前に
出てくるような音ではなく、奥行きの有るサウンドがモノラルには向いています。
モノラル専用フォノイコライザーの必要性!
アナログの場合にはフィノイコライザーがとても重要になります。モノラルの時代にはFFRR,Colombia、
NAB,AES などが有ります。RIAAは殆ど使いません。きちんとしたシステムにて聴けば聴く程にイコライザーカーブの違いによる音質の差が顕著に
現れます。通常のフォノイコはRIAAカーブを標準にしていると思いますが上記の他のカーブのレコードをRIAAにて再生しても
キチンとした音が出ません。特に7インチの音圧の高い盤などでは歪んだ音や強調されすぎた低音など
とてもバランスの悪いサウンドに聴こえます。よってRIAAカーブ以外のカーブでも再生出来るフォノイコライザーが必要になります。
モノラルレコードは音圧が高い!
実際にモノラルを良く聴かれる方はよく解っていられると思います。ステレオ盤と比べるとモノラル盤の方が音圧が高く、12インチより7インチの方がさらに
音圧が上がります。音圧が高いイコール音が分厚い、情報が多いという事を意味します。ステレオよりもモノラルの方がキャパが大きくないと
音圧を受けきれないと考えております。そこでその高い音圧を受け止められるよう入力にドイツPIKATRONの入力トランスをセレクト致しました。
トランスで受ける事により音を整え、バランスを良くする効果があると考えます。ドイツのプロ用オーディオの殆どが入力にトランスを使用しております。
余分なノイズのカットだけではなく音質的な利点も多いと考えております。電源などもステレオと同じ余裕を持った電源を使用しております。整流もジーメンスのセレンを使用しました。
モノラルレコードの音圧に負けない余裕を持ったフォノイコライザーに仕上がったと思います。
AMPが4個入っている
カーブの切替式フォノイコライザーを作ろうとすると通常はイコライザー部にて抵抗とコンデンサの切替式になるかと思います。
一番繊細なところにセレクターを入れたくない!とVintageJoinでは考えました。
そこで非常に贅沢では有りますが4種類のカーブ毎にAMPを作り、AMPの信号系入出力部分にてリレー回路にて
切り替えております。回路のロスも少なく、一番の方法かと思います。もちろん電源部もかなりの余裕を持たせております。
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フォノイコライザーアンプ EMOTION-1monoS < 特徴 > Decca/Riaa/Columbia/Nab 切替え式 電源部・AMP部の完全切り離し(別Body) イコライザー部はAMP基板毎の切り替え式 Pikatoron 入力トランス使用 < スペック > 入力端子:1系統 価格 : 160,000円(受注生産品) *アクティブフェーダーやプリアンプとの併用をお薦めします。 |
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